【日本臨床救急医学会】 第1回JELSTA主催(第3回京都橘大学)PACCコース 開催のお知らせ
JELSTA主催の日本臨床救急医学会PACCコースの開催が決定いたしましたので、お知らせいたします。
本会の正会員優先の公募となりますので、この機会にぜひご応募ください。
※オブザーバー参加医師は、会員の有無は問いません。
詳細は下記の通りです。(日本臨床救急医学会HPより)
開催日 | 2025年02月12日(水) |
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申込期間 | 2024年12月15日(日)~ 2025年1月15日(水) |
エリア | 京都府 |
場所 | 施設名 : 京都橘大学 明優館1階 住所 : 京都府京都市山科区大宅山田町34 最寄り駅: 地下鉄東西線「椥辻駅」より徒歩20分 |
主催 | 一般社団法人 日本救急救命士会(JELSTA) |
費用 | JELSTA正会員 9,000円、非会員 12,000円 |
定員 | 25名 |
対象者 | 全国(JELSTA正会員の方を優先します) |
詳細 | 下記よりお申込みください。
受講者用申込:https://forms.gle/59t5VLTyoz8JaaT5A ※定員に達した場合は、早期に締め切る場合がございます。 |
PACCとは
病院前救護(プレホスピタルケア)の対象となる傷病者の状態には、大別して3種類、➀心停止、②外傷(外因)によるもの、➂疾病(内因)によるものがあります。3つの状態にはそれぞれ対応する標準化教育が存在し、BLS(Basic Life Support)、JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)、そしてPEMEC(Prehospital Medical Evaluation and Care)として知られています。PEMECは呼吸困難、胸痛、動悸、腹痛、めまいなどの内因性疾患全般の症候に対する初期対応の標準化を目指したコースであり、総務省消防庁が作成した「緊急度判定プロトコル」との整合性が図られており、さらに救急救命士による特定行為(輸液プロトコル及びブドウ糖投与プロトコル)の適応判断や、意識障害及び脳卒中に対応するPCEC(Prehospital Coma Evaluation and Care)や、PSLS(Prehospital Stroke Life Support)アルゴリズムへの移行も可能となるよう工夫されています。このように、プレホスピタルにおける内因性の活動はPEMECを軸としてそれぞれ整合性が図られています。
PACCは、「胸痛」「呼吸困難」「動悸」「背部痛」「失神」などを認める傷病者に対して適応することができるアルゴリズムで、循環器を想起させる症候においてより専門性の高い内容として12誘導心電図の判読、循環器に特化した観察や処置について標準化された内容を学べるコースで、PEMECとも整合性を図り作成されています。
日本臨床救急医学会HPより(https://jsem.me/index.html)
受講を検討されている方へ
受講者は日本臨床救急医学会の会員であることを推奨しますが、会員資格は必須ではありません。また、PEMECアルゴリズムをもとにコース進めていきますので、PEMECコースの受講が推奨されます。(必須ではありません)
受講するにあたって、PACCガイドブックを熟読してください。また、プレテストも実施してください。特に12誘導心電図の判読はコース当日も学習しますが、事前学習しておく方がより深い理解につながりますので、プレテストを繰り返し実施し当日までに判読スキルの向上に努めてください。
PACCコースは救急救命士が受講することを前提として教育・訓練プログラムを策定しています。しかしながら内因性疾患の病態理解を深め、臨床推論を学ぶ場として、広く医療従事者がPACCコースを受講することもできます。具体的には以下の方々が受講資格者に当たります。
医師・看護師・救急救命士・消防職員・海上保安官・救急隊に準じた活動を行う業務に従事する者であること、またそれらの養成校の最終学年生であることが条件です。
日本臨床救急医学会HPより(https://jsem.me/index.html)